社内SEの仕事内容と必要なスキル(知識)

業務内容

 

IT戦略の立案
導入するシステムの概要やスケジュール予算など経営層に提案
経営会計などの知識とスキルが必要になる。

 

社内システムの構築や運用・保守
新規に導入する場合は、社内のニーズを調査・分析して、プロジェクトを企画。
システム開発全工程に携わる。
ハードウェアやネットワーク、ソフトウェアの運用・保守を行い、システム障害の対策を講じる。
サーバーネットワークデータベースに関連する知識とスキル必要

 

社員からの問い合わせ対応
基幹システムの操作方法などの問い合わせや、WindowsやOfficeなどのソフトウェア、
PCやプリンターなどハードウェアに関する問い合わせなど。
問い合わせ対応に必要な知識とスキルは、基礎的なITの知識とスキル。

 

セキュリティ対策など
利用するソフトウェアのアップデートウイルス対策ソフトの導入、不正アクセスの監視などをして、セキュリティ対策。
社員にウイルスやマルウェアなどに感染しないよう、通知や教育をすることも。
情報セキュリティマネジメントや最新のセキュリティ情報などの知識が求められる。

 

 

求められるスキル

サーバー、ネットワーク、インフラ、データベース、PCの全般知識、自社業務の知識、
セキュリティマネジメント、ファイアウォールなどなど。
※社内SEとして関わる業務により、求められる知識やスキルは異なる

 

スキルの証明として役立つ資格

基本情報技術者試験ITパスポート試験
情報処理安全確保支援士、システム監査技術者試験

 

IT系の資格(難易度順)

ITコーディネータ試験 、CCNA 、情報セキュリティマネジメント試験、
基本情報技術者試験応用情報技術者試験ITストラテジスト試験、
システムアーキテクト

 

マネジメント系の資格(難易度順)

PMP試験、PJM-A試験、PMOスペシャリスト認定資格、プロジェクトマネージャ試験

 

 

 

引用・参照
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/130/
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/441/

ネットワークエンジニアに必要なスキル・知識

 

TCP/IP全般の基礎知識

TCP/IPネットワーク通信において使用される通信プロトコル
実際は複数のプロトコル(IP、ICMP、TCP/UDPSMTPTelnetssh、http等)で成り立っているが、TCP/IPが一般的な名称。
プロトコル:本来的には通信における決まり事

 

OSI参照モデルの知識

ネットワークにおける通信機能を7つ階層構造分割したもの
OSI参照モデルは階層によって必要になる技術が異なる
たとえば、
第1層(物理層)では電流の波形やリピータ、ハブ、ケーブルの知識。
第2層(データリンク層)ではMACアドレススイッチングハブの知識が重要。
ネットワークエンジニアであれば、特に第1層から第4層までの機能を理解する。

 

プロトコルへの理解

ネットワーク上では様々なプロトコルが利用される。
ネットワークエンジニアはこれらを区別/整理し、どの様な順序で動作するのかを理解する必要ある。
ネットワークでは必ず他者との接続が存在するため、接続先との相互理解を得る上でもプロトコルとその動きに理解を深めておく。

 

X進数の計算

ネットワークエンジニアの良く扱う数値として、IPアドレスMACアドレスなどのアドレスがある。
このアドレスには法則性がある場合も多く、2進数16進数での表記が利用
これらを使った計算を行うため、2進数や16進数(これに加えて8進数、10進数)での計算に慣れる必要あり。

 

クラウド化に対応できるスキル

クラウドサービスの普及で、ネットワークの運用保守の作業量は減っていく傾向に。
だが、
ネットワーク仮想化SDN)と、それを支える技術(Open Flow)が頻繁に使われる。
SDNやOpen Flowに対応するスキルが必要。
特にプログラミングスキルRubyJavaPythonなど)は、クラウド化が進むこれからの時代を生きるネットワークエンジニアは身につけておいた方がよい。
仮想化技術を考慮した企画力・設計力も重要。

ネットワークエンジニアにプログラミング言語の習得は必須

ネットワーク仮想化であるSDN(Software Defined Network)や、
インフラストラクチャの設定をコードで行うIaC(Infrastracture as Code)への対応が、
今後のネットワークエンジニアには求められる。

 

 

参考引用サイト
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/306/

基礎ネットワーク機器用語

 

サーバー

サービス提供する機器
メールサーバーやWebサーバー、仮想サーバーなど。
サーバーの用途によって必要な機能や性能が異なる

 

ルーター

ネットワーク繋ぐ機器
LANとLANをつないだり、LANとインターネットインターネット同士を接続する。
ルーターがなければ異なるネットワークにある別のLANとは通信できない。ネットを使うことも不可。

 

スイッチ

ネットワーク作る機器
複数のデバイスを束ねてまとめることができる装置。
スイッチングハブのように複数のLANケーブルを1箇所にまとめることで、同時にネットワークへと接続。
複数のデバイスを束ねたスイッチをさらに別のスイッチで束ねて、大きなネットワークを作る。
バイスはPCやプリンター、サーバーなどの物理的な装置。
さまざまな装置ネットワーク接続させるためにスイッチが使われる。

 

ファイアウォール

不正アクセス防ぐ機器
インターネットからの不正アクセスサイバー攻撃からネットワークを守る機器。
インターネット自社サーバーのあるネットワークとの境界設置して、外部からの攻撃を監視・制御して、内部ネットワークを守っている重要な機器。

 

ロードバランサー

通信負荷分散をする機器
1台のサーバーに通信負荷が集中しないように複数台のサーバーに交互にアクセスを割り振ることで、1台あたりのサーバーの負荷を適切に分散させる。

特定のサーバーやファイルなどに通信が集中したときに、サービスの低下や利用不可という状況が発生しないように負荷を分散できるネットワーク機器。

 

 

 

 

 

参照引用
https://panasonic.co.jp/ew/pewnw/solution/column/lan/003.html
https://www.netvisionacademy.com/column/803/

 

メモ
・通信を提供する企業(KDDI、NTT、ソフトバンク楽天)
・ネットへの接続サービスを提供しているISP(インターネットプロバイダ)(BIGLOBEIIJニフティNTTコミュニケーションズ)

インフラエンジニアとは

インフラ
生活の基盤として重要な設備を表す言葉。
ITにおいては、ITシステムを構成するサーバーやルーターといったような重要な機器やサービスのこと
アプリを使うために必要となるPCやサーバーなどのハードウェアに加えて、インターネットやPCそのものを動かすために必要なWindowsなどのOSなどソフトウェアに分かれ構成されている。

 

・インフラエンジニアは総称。(ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニアなど)
・ネットワークエンジニアはネットワークに特化。

 

仕事内容

ネットワークサーバーOS・クラウドセキュリティなどのITインフラ全般のシステム設計から構築・保守・運用業務が主。
ネットワークエンジニアとの違いは、ネットワークだけに留まらず、サーバーやセキュリティなどの幅広い業務を任される。

 

求められるスキル

ネットワークエンジニアに求められていたネットワーク設計トラブル対応などに関連したものに加えて、クラウド周りや仮想化プログラミングなどのITインフラの業務を担当するかで異なってくる。

インフラエンジニアは各ITインフラに対する幅広い知識やスキルが要求される。
ネットワークだけに限らず、サーバーデータベースクラウドセキュリティなど。
幅広いITインフラの知識を身につける必要がある。
インフラエンジニアにおすすめの資格は「基本情報技術者試験」などIT全般の知識を網羅するとよい。

 

CCNA (ネットワーク資格)
LPICLinuC (サーバー資格)
ORACLE MASTER (データベース資格。SQLなどのプログラミングの知識とスキルが必要)

 

キャリアパス

 

 

参考引用
https://unison-career.com/engineer-media/6165/
https://www.netvisionacademy.com/column/803/

 

用語メモ
オンプレミス:情報システムを自社で管理・運用するスタイルのこと
DX:企業がAIやビッグデータを活用して業務の効率化を図ること

 

ネットワークエンジニアとは

ネットワークとは
通信技術を提供するために必要な機器や構成。
ルーターやスイッチなどネットワークに必要な機器サービス限定
サーバーやデータベースといった機器は対象外。

 

・ネットワークエンジニアはネットワークに特化。
・インフラエンジニアは総称。(ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニアなど)

 

仕事内容

通信つなぐ役割
要件定義・設計・構築(上流)、運用・保守・監視(下流)

 

要件定義
クライアントが実現したいネットワークの詳細をヒアリングして、要件定義書を作る。
ネットワーク設計にかかる予算やスケジュール、どのエンジニアを宛がうかなどを詳細に決定。

設計
要件定義書に基づいてネットワークサーバーシステムの設計を行う。

構築
システムの稼働に必要な実機の設置・配線・設定。ソフトウェアのインストール。通信のテストなど。

運用・保守
トラブルが発生したときは修正対応を行う。

監視
稼働しているシステムにエラーやトラブルが起きていないか、24時間365日交代制で見張る。

 

 

求められるスキル

さまざまなネットワーク系の専門用語の意味を正しく理解し、それを実務に落とし込める能力が必要。

IT全般の基礎知識
ネットワークの知識
ネットワーク機器の知識
ネットワークの設計、構築スキル

ネットワーク系の知識・スキルを身に付けるには、
CCNA」をはじめとするその分野特化した資格取得することで
ある程度身につけることが可能

 

キャリアパス

スペシャリストとゼネラリスト

 

スペシャリスト

ネットワークの分野において突出したスキルや知識を持ち合わせている

過程
保守・運用・監視・ヘルプデスクなどの下流工程を1~2年ほど経験する
→その後、設計・構築などの上流工程を2~5年ほど経験する
→ネットワークディフェンダーやホワイトハッカー、トップアーキテクトなどの専門職に就く

 

CCNACCNPなどのネットワーク系の資格を取得しつつ、
下流・上流工程の実務経験を数年間積んで、絶えず勉強していくことで、
ネットワークディフェンダーやホワイトハッカーなどの高度なネットワーク技術が必要なスペシャリスト職にキャリアアップ

 

ゼネラリスト

幅広い知識とスキル、豊富な実績が求められる。
ゼネラリスト職は、ITコンサルタント・プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー

 

 

参照引用
https://unison-career.com/engineer-media/6165/
https://www.netvisionacademy.com/column/803/